ひげ蔵、そして、しろん。天国へ旅立ちました。

みなさまこんにちわm(_ _)m

先日のブログにて報告させていただいた
「ひげ蔵」ですが、先日の11月27日に、亡くなりました。

前回お知らせしてから、ひげ蔵の食欲は少しずつ戻っていました。

イケメンのポスターに見つめられながら、
介護用の流動食を食べさせてもらっているひげ蔵♪

しかし、すでにガリガリの状態のひげ蔵。。

獣医が処置を続けていたため、何とか命を繋いでいる状態でした。

ひげ蔵の危篤状態を以前に勤めていたスタッフに連絡したところ、
遠方からわざわざ会いに来てくれました(^_^)

ひげ蔵も、懐かしの獣医やスタッフの声がわかるのか、
呼びかけるとかすれた声で反応してくれました⭐️

みんなから元気をもらって、ちょっとずつ回復していったひげ蔵。

しかし、みんなの願いはかなわず、
11月27日の朝方に亡くなりました。

亡くなる前日も、スタッフの手からご飯をもらい、
たくさん食べてくれました。

お腹いっぱいで眠ってくれたことが、
せめてもの幸いでした。

寝たきりの状態になっても、
生きる力を失わなかったひげ蔵。。

たくさんのお花たちに囲まれ、そして、
ずっと見守ってくれていたポスターも一緒に入れてあげました。

子猫の時に保護されて、その一生を当協会で過ごしたひげ蔵。

20年間、お疲れさまでした。

そして、さらに悲しいお知らせがあります。

当協会で保護されていた「しろん」も、
先日の11月25日の朝に亡くなりました。

しろんは、もと野良猫(去勢手術済みの地域猫)でしたが、交通事故に遭い
骨盤骨折の治療のため今年の6月に当協会で保護されました。

骨盤骨折の治療も順調で、部屋を自由に歩き回り、
高いところへの上り下りもできるようになって、
ほかの猫たちと一緒にのんびり暮らしていました(=‘x‘=)

おっとりした性格だったため、
人からも猫からも好かれていたしろん♥

ほかの猫たちとくっついて寝ている姿がよく見られました(n‘∀‘)η

しかし、2週間ほど前から食欲が落ち始め、
元気もなく体調が悪くなってきたので、
獣医による診察や検査が行われました。

精密な検査を行ったところ、
FIP(猫伝染性腹膜炎)ということがわかりました。

既に、しろんには痙攣や発作が生じており、
症状が進行している段階でした。

FIPは現在でも有効な治療法がない病気であり、
さらに致死率が高い病気であるため、
症状を緩和する薬の投与を行うしかありませんでした。

ゴハンが大好きで、お皿を持っていくと鳴いて待っていた
しろんでしたが、もう食欲はほとんどなくなり、寝たきりの状態が続きました。

獣医や看護師が付き添ってしろんの様子を見ていましたが、
薬によって発作や痙攣の頻度は少なくなったものの、
やはり回復することはなく、11月25日の朝に、息を引き取りました。

まだ1才という若さですが、天国へと旅立ってしまいました。

当協会で亡くなった動物たちは、
一頭一頭、火葬をお願いしています。

みんなでお花を添えて、お別れをします。

しろん、ひげ蔵と、訃報が続きました。

譲渡されることなく、20年間、
腎不全を抱えながら天寿を全うしたひげ蔵。

まだ1歳で、譲渡の希望もあったかもしれない、
不治の病によってこの世を旅立ったしろん。

どちらも、悲しい運命となってしまい、残念です。

ありがとう、ひげ蔵

ごめんね、しろん

 

悲しいお知らせ。『海』そして、『はちろく』

みなさま、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

タイトルにあるように、当協会で保護されていた
『海(うみ)』(20才)が、先週の9月14日に亡くなりました。

以前のブログにて、海の紹介をしているので、
そちらもぜひご覧ください。
(ブログリンク【”海”の日】)

海は当協会の施設にいる動物の中で、
最も古くから保護されている猫でした。

子猫のときに保護されましたが、警戒心が強く、なかなか人に馴れなかったため、
里親が決まることなく、そのまま現在に至りました。

警戒心は強いままでしたが、スタッフに対しては徐々に慣れていき、
自分から膝に乗ってきたり、ゴハンをねだってきたりもしました。

しかし、肝臓に腫瘍ができてしまい、
2014年ごろには貧血で生死の境目をさまよっていましたが、
そこから復活をし、それ以降は元気な状態で過ごしていました。

海は長年、休憩室で他の猫たちと一緒に暮らしていました。

他の猫たちに負けんばかりの食欲で、
ゴハンの時は扉の前で鳴きながら待っており、
自分からケージの中に入って、ゴハンをガツガツと食べていました。

人が食べているゴハンを狙ったり、お菓子やポテチなども
隙があれば人から奪おうとするなど、傍若無人な一面も。

数年前までは、高いところに飛び乗り、
自由気ままに休憩室内を闊歩していましたが、
昨年あたりから老化が進み、べたついた歩き方になり、
高い段差は自力では登れなくなりました。

しかし、年相応によく眠るようになり、
よく休憩室の他の猫と一緒に、お昼寝をする姿が見られました。
大好きなちーちゃんの背中に顔をうずめている海くん。

ずっしりした体のボルに添い寝する海くん。

自由に走り回ることができなくなっても、
幸せそうな顔をしています。

でも、隙あらば他の猫にゴハンを奪われるのが休憩室の掟。
最年長のボスである海のゴハンを狙う弥生です。

そんなのんびりとして時間が続いていましたが、
先月頃から自力で立ち上がることが困難になってきました。

床ずれのようになってきたため、足にテーピングされている海くん。


寄生虫が発生したりと、大変な時期でしたが、
何とか乗り越えてまたもや復活した海くん。

このときはまだ食欲も旺盛でした。

そして、9月に入り、いよいよ寝たきりの状態になり、
自力で顔を上げることが精いっぱいとなりました。

トイレにも自力で行けなくなったため、オムツを装着されている海くん。

ゴハンも、口の前まで持って行って、ようやく食べるような状態。

そのような状態が続き、そして、先週の9月14日の17時ごろ、
スタッフや獣医に見守られながら、静かに息を引き取りました。

亡くなる当日の朝も、ゴハンはしっかり食べていました。
最期まで食欲旺盛だった海。

遺体を保冷材でくるみ、一晩、休憩室に安置しておきました。
そっと休憩室をのぞいてみると。
海の遺体の傍に、ちーちゃんがいました。

最後の最期まで、海と一緒にいてくれるんだね。
ちーちゃん、ありがとう。

ボランティアさんや昔のスタッフも駆けつけて、
お花を持ってお別れに来てくれました。
たくさんのお花と、若かりし頃の写真に囲まれた海くん。

そして、訃報が重なりますが、
海が亡くなった同じ日に、チワワの「はちろく」が亡くなりました。

8月6日に保護されたから『はちろく』と名付けました。

10才の男の子で、保護当初から心臓や腎臓の数値が悪く、
心不全や腎不全の治療を行っていました。

少し緊張しやすい性格で、保護されたばかりなのもあってか、
ゴハンをあまり食べず、人に対しても警戒していました。

しかし、スタッフがはちろくを家に連れて帰り、
はちろくが落ち着けるように一緒の時間を過ごし、
コミュニケーションをとってくれました。

そのかいもあって、はちろくも人と打ち解けるようになり、
リラックスした表情をしてくれるようになりました。

しかし、やはり腎不全と心不全という病気の重なりもあって、
次第に容態は悪くなり、酸素室にて集中的な治療を行っていましたが、
海と同じ9月14日の、午後19時ごろに亡くなりました。

短い間でしたが、スタッフやボランティアさんに、
たっぷり愛されていたはちろく。おやすみなさい。

当会で保護されて亡くなった動物は、一頭一頭、
火葬をお願いしてお骨にしています。

先日、海とはちろくのお骨が返ってきました。
おかえり。

天国で、他の動物たちを見守っていてね。
ありがとう、海くん。

ありがとう、はちろく。

 

『荒川じろう』天国へ旅立ちました。

みなさまこんばんは。

『あずき』に続いて、悲しいお知らせです。

当協会で保護されていた老犬の『荒川じろう』(推定17才)が、
先日、5月23日の夜に亡くなりました。

_MG_1021以前のブログにて、『じろうの老犬介護の報告』
を投稿させていただきましたが、
その後もじろうの容態は少しずつ衰えていく一方でした。

IMG_8467ブログを見ていた方から早速、じろうのために、
老犬用の「介護食」のご寄付をいただきました。

このときはまだ自分で食べる元気もありましたが、
やはり自力で立ち上がることはできず、
食事や体を起こすにしても、人の補助が必要になりました。

排せつも、トイレシーツやオムツを体の下に敷いて、
汚れたらこまめに変えていました。
_MG_2253人に支えられてようやく上体を起こすことができるじろうさん。

自分で体勢を変えることができないため、
床ずれにならないよう人が体の向きを変えてあげたり、
柔らかいマットを敷いたりしました。

排せつをしたときや、水を要求するときは、
横になりながらもじろうは吠えて知らせてくれました。

水皿を口までもっていけば飲んでくれますが、
食欲にはムラがあり、食べが悪くなってきたため、
獣医の判断によって点滴装置を取り付けることにしました。

IMG_8448毎日、獣医と看護師による検診が行われ、
点滴や注射によって少し調子が良くなることはありましたが、
それでも日に日に容態は悪くなっていきました。

_MG_2272最期の二日間は顔を上げることも難しくなり、
シリンジ(注射ポンプ)に水と溶かした栄養剤を入れて、
直接口に流し込む形にしました。

口に入れれば、自力で飲み込んではくれたのですが、
それでも次第に飲み込む量も少なくなりました。

そして、5月23日の夜9時20分、
スタッフに看取られながら、
息を引き取りました。

IMG_8625↑↑
大好きなボランティアさんにゴハンを食べさせてもらっているじろう

亡くなるこの日のお昼にも、ボランティアさんは来てくださり、
じろうの体を拭いたり、少しずつご飯を食べさせてもらいました。

ボランティアさんをはじめ、スタッフや獣医、支援者さん、
たくさんの方から愛されたじろう。

お疲れさまでした。

今頃、荒川に戻って、自由に歩き回っているかな…★

_MG_1004