皆さん、こんにちは☆
あっという間に5月も下旬に入ってしまいましたね!
今年は春なのに夏日となること多かったですね、、、
さて、今日はそんな夏の風物詩!?蚊が引き起こすフィラリア症(犬糸状虫症)のお話をさせていただきます。
この病気は、主に犬が蚊にさされた際にフィラリアの仔虫(ミクロフィラリア)を血管内に注入されて感染します。
注入された仔虫は移動しながら成長し、約3~4ヶ月で成虫になり最終的に心臓や肺動脈に寄生しいろんな症状を発現させます。
主な症状は、咳、息切れ、腹水、散歩を嫌がる、呼吸困難、元気消失、血色素尿等色々です。
フィラリア症は予防することが出来ます!
☆フィラリア予防薬・・蚊によって注入された仔虫を成虫に成長させないようにしていくものです。
☆投与方法・・蚊が出て1ヶ月後スタート、毎月1回投与、蚊がいなくなって1ヶ月後に最後の投与
☆その年の蚊の存在状況にもよりますが、4月・5月~12月まで毎月投与をお薦め致します。
☆コリー系犬種(コリー、シェルティー、ボーダーコリー等やそのミックス犬)は使える薬が限られます。
*当院のフィラリア予防薬料金表*
※既にフィラリア症になってしまっている犬に予防薬を知らずに投与するとショック等重篤な症状が出ますので、前シーズンの蚊でフィラリア症になっていないことを血液検査で確認してから投与なさることをお薦めします。
尚、フィラリア症にかかっている犬は投与法や薬が変わります。
昔は非常に多かった感染症ですが、予防が普及した今ではこの感染症で死亡する犬は少なくなってきました。
しかし、まだまだ発生はゼロではありません。室内犬でも感染します。(室内でも蚊にさされることはゼロではないため)
飲ませ忘れのないように、しっかり予防し、愛犬との楽しい生活を送りましょう!
《神奈川県動物愛護協会附属動物病院》
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