『あずき』が天国へ旅立ちました。

みなさま、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

タイトルにあるように、当協会で保護されていた
『あずき』(21才)が、5月15日に老衰のため亡くなりました。

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あずきは平成11年(1999年)に交通事故に遭ったノラ猫として、
当協会の病院へと運び込まれました。

推定3歳くらいのオス猫でしたが
治療を行い一命はとりとめたものの、
事故の後遺症で自力での排泄ができなくなり、
そのまま当協会で保護されることになりました。

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その他に大きな後遺症などはありませんでしたが、
やはり自力での排泄が難しく、
定期的にスタッフや獣医が圧迫して排泄の補助を行いました。
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↑↑圧迫排尿されているあずき。する方もされる方も慣れたもの(=゚ω゚)ノ

あずきは休憩室で飼育され、自由きままに歩き回っていました。
休憩室にいた他の猫たちとは仲良しで、
他の成猫たちとのんびり暮らしていました(*´ω`)

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↑↑赤い服を着ているのが「あずき」

高齢の割には内臓などの健康状態も問題ありませんでしたが、
以前にはカリウムが高くなり、生死の境を彷徨ったこともありましたが、
不死鳥のごとく、あずきは復活をしていきました(*´Д`)

しかし、2014年の秋ごろから、圧迫での排泄も困難になってきたため、
尿道にカテーテルを刺し、排泄が詰まらないように処置しました。

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カテーテルが取れないようにカラーと洋服を装着されたあずきさん。
季節によって洋服やカラーも模様替えしました(/・ω・)/

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もう20才を超えて超高齢猫となったあずきさん。
たまに痙攣が起きることもありましたが、
それでも食欲などは旺盛で、
特に赤身の肉が入った缶詰が大好きでした★

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↑↑保護当時からあずきの治療記録を欠かさず書き続けたボロボロのカルテ、
 17年間、獣医や看護師があずきのために治療や処置を続けてくれた軌跡です。

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しかし、昨年8月あたりから後肢が動きずらくなり、自力で歩行することが困難になってきました。
リハビリのために少しずつ足を動かしてストレッチさせましたが、
後肢の動きは悪くなる一方でした。

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そして先週から具合が悪くなり、寝たきりの状態となりました。
しかし、食欲はあるらしく、口まで運べば顔をあげてくれて、
少量ずつですがゴハンや水を飲んでくれました。

しかし、容態は回復することなく、
食事の量も減る一方だったので、
点滴装置をつけることになりました。

以前は声をかければ顔をあげたり、
触ると反応をしてくれていたのですが、
14日には、ほとんど反応がない状態となりました。

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そして、5月15日の朝、
あずきは天国へと旅立ちました。

あずきの訃報を以前勤めていた獣医やスタッフにも伝えたところ、
お花を届けてくれました。

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当協会の中では最高齢で、みんなのアイドル的な存在だったあずき♪

ボランティアさん達も駆けつけてくれて、たくさんのお花を頂きました。

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たくさんの人から愛されていた「あずき」、
どうか天国で安らかに眠ってください。

そして、他の動物たちを見守ってね…★

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悲しいお知らせ。『もーちゃん』

みなさまこんにちわ。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

ご報告が遅くなってしまいましたが、
先週の日曜日に、当会で保護しているダックスフント
『もーちゃん』が亡くなりました。

IMG_1652もーちゃんは16才という超高齢犬のダックスフントで、
飼い主さんが、高齢で入院したために手放すことになり、
今年の4月に保護されました。

dscf610216歳という超高齢のため、やはり年相応に体力も衰えており、
日中はずっと毛布で丸まって眠っていることが多かったです。

しかし、お散歩に連れ出すとゆっくりと歩き出し、
周囲をウロウロして匂いを嗅いだり、散策をしていました(´∀`)

亡くなる数日前も、カートに乗せて公園まで連れて行き、
広場で遊ばせました。

_mg_0253カートの中でも毛布にくるまっているもーちゃん♥

_mg_0257ゆらりゆられて、近くの公園まで♪
他の犬たちも一緒に連れて行きました!

_mg_0278公園に着くなり、さっそくもーちゃんの探索が始まりましたヽ(・∀・)

一緒に来たまさじいにしつこく近づかれるも、気にしない様子★
高齢になっても、やっぱりお散歩は楽しいものなんですね♪

しかし、先週あたりからもーちゃんの食欲が低下していき、
また便の調子も悪くなったことから、
当会の病院施設の方で治療がはじまりました。

img_7243意識もはっきりしない状況になってきたため、
入院となり、点滴や獣医さんによる処置が行われました。

一時的には意識が戻ってきたものの、
やはりそれ以上は回復することはできず、
10月30日に亡くなりました。

img_7288当会で保護されて亡くなった動物は、一頭一頭、
火葬をお願いしてお骨にしています。

img_7286本当に、眠ったような姿のため、声をかければ
起きてくるんじゃないかと思ってしまうほど。

お花や、もーちゃんが好きだった缶詰フードで似顔絵を作った
ものを一緒に入れさせていただきました。

譲渡という形ではなく、こういった形でのお別れになってしまい、
とても残念です。
でも、短い間でしたが、当会のスタッフやボランティアさんたちにも
かわいがってもらい、幸せな時間を過ごすことができました。
もーちゃんも、そんな風に思ってくれてたらいいなぁ。

もーちゃん、天国でいっぱい走り回るんだぞ!
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