今日はセーラの目についてご報告があります。
セーラは去年7月に保護になった10歳のMダックスの女の子です。
飼い主さんはご家族でセーラを飼われていたそうですが、ご家族が相次いで亡くなり1人になってしまい、生活的にセーラの飼育が困難となってしまったそうです。
保護の診察の時点で、セーラは両目共にほとんど目が見えていない状態でした。
特に左目は重度の白内障とドライアイがあり、水晶体脱臼もしている様子で、保護してから毎日1日2回、3種類の点眼をしてケアしてきました。
しかし、痒いのか痛いのか、本人は目を気にして、擦ったり地面に擦り付けたりする様子があり、エリザベスカラー生活でした。
そして、最近になって目を気にする様子がひどくなり、エリザベスカラーをしていてもカラー越しに擦ろうとする様子もあり、そのため目の奥に出血も見られるようになっていました。
現状ほとんど視力はないということ、本人的にも目を気にしてしまっていること、点眼やエリザベスカラー生活で里親さんを見つけるためにはケアが大変なことを考え、スタッフで話し合って、左目の眼球摘出手術を行うことにしました。
手術は明日、協会の附属動物病院で行います。
高齢のセーラには全身麻酔も手術自体も負担になるかと思いますが、まずは無事に手術を乗り越えられますように。
がんばれ!セーラ!!