病院コラム~狂犬病について~

みなさん、こんにちは(^^♪

このところ風の強い日が続いていますね。

今日は肌寒くて、体調を崩さないように気をつけないといけないですね。

今年で20歳になるおじいさん、トラちゃんもふわふわ毛布で暖をとっておりました。

ワンちゃんを飼われている方は、狂犬病予防接種やフィラリア症予防で忙しくなる時期かと思います。

 

さて、今回は「狂犬病」について軽く触れさせていただきます。

狂犬病。名前は有名ですが、なじみのない病気ですよね?

ヒトも犬など動物に咬まれることで感染します。

 

調べたところ、日本にも60年ほど前(1956年の発生が最後)まで発生していたようです。

比較的近い過去・・・

また、10年ほど前(2006年)に、海外で狂犬病の犬に咬まれた京都市と横浜市在住の男性が、帰国後発症して亡くなられたという報告があります。

恐い・・・

ヒトからヒトへは感染する病気ではありませんが、有効な治療法がないため発症すればほぼ100%死亡してしまいます。

 

では、ヒトでの症状はどんなもの?

初期は頭痛や嘔吐。

進行すると全身麻痺から昏睡状態、呼吸が出来なくなり死亡するようです。

神経麻痺で水を飲む際に痙攣が起こり水が飲めないことより「恐水症」とも呼ばれてます。

 

このような恐い病気と隣り合わせで生活していくのは恐いですよね。

海外ではまだまだ発生があるこの病気。

日本に入ってこないように予防しましょう!という目的で「狂犬病予防法」が施行され、生後3ヶ月以上の犬に年1回の予防接種が義務づけられてます。

狂犬病の心配なく、現在のように動物たちと平和に楽しく触れ合っていきたいものです。

 

現状狂犬病予防接種の接種率が大変低く、もし感染動物が日本に入ってきた場合防御出来ないと予測されてます。

ワンちゃんたちは予防接種を受け、皆でこの病気が入ってこないように取り組みましょう!

また、健康上の問題でやむを得ず接種出来ないワンちゃんは猶予証明にて報告しましょう。

 

なお、当院では狂犬病予防接種はもちろん、犬の登録(鑑札交付)や済票交付、猶予証明作成・報告の代行も行っております。

 

狂犬病予防接種・・・3200円

新規登録・・・3000円

済票代・・・550円

猶予証明書発行・・・1620円

※全て税込み価格

※別途身体検査・全身状態把握費用として、再診料500円(新患の方は1000円)いただきます。

 

 

《神奈川県動物愛護協会附属動物病院》

受付時間 / 9:00~12:00  診療時間 / 9:30 ~

*一般外来診療の受付時間です*

予約診療日 / 金曜日・日曜日

TEL:045-421-5592

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病院コラム~健康診断~

皆さん、こんにちは(^^♪

最近は風の強い日が続いて、桜の木も一気にピンクから緑に変わりつつありますね。

さて、今日のお話は健康診断のお話です。

動物は人と違い言葉で不調を訴えたり、弱い姿を簡単には見せません。

そのため、動物が元気・食欲がなくなったときはかなり病気が進んでいる状態かもしれないんです。

医療には限界があります。重症化してからでは、助けられないケースも少なくありません。

そうならないためにも、病気の早期発見・早期治療が重要となります。

でも、どのタイミングで検査すればよいのか分からないと思います。

まず人の1年は、動物の約4年に相当します。それを考えれば1年に1回の健康診断は多くないと思います。

また、それ以外に

・最近元気がなくなった

・元気だけれど食欲落ちてきた

・食欲あるけれど痩せてきた

・食欲あるけれど、嘔吐下痢を繰り返している

・お水飲む量が増えてきた

・おしっこの量が増えてきた(猫砂の塊が大きい)

など、いつもと違うかも?と思ったときにはすぐに健康診断をしておくと、病気の早期発見・早期治療につながります。

健康診断の内容は

  • 身体検査(体重、問診、視診、触診、聴診、打診)  
  • 血液検査(血球検査・生化学検査10項目)
  • 尿検査(任意、または尿症状がある場合)
  • 便検査(任意、または便症状がある場合) 等々になります。

これらの結果で異常がある場合、精密検査が必要となってきます。

飼い主様が気になるのは、動物たちの身体の状態はもちろんのこと、料金だと思います。

当院では、健康診断強化月間として、下記の内容でキャンペーンを行っております。

血液検査に限ってなのですが、

の場合3月~6月末の期間限定で、他の検査機関に外注検査となりますが、

19項目生化学検査+フィラリア検査が¥5400

で調べることができます。

また、の場合は9月~11月末の期間限定で、他の検査機関に外注検査となりますが、

19項目の生化学検査が¥3500

で調べることができます。

犬猫共に他の検査機関に外注検査となるので、結果が出るまで1週間前後のお時間を頂きます。

とてもお得なキャンペーンですので、是非この期間を利用して、かわいい家族の一員である動物たちの健康診断をしてみてはいかがでしょうか?

 

《神奈川県動物愛護協会附属動物病院》

受付時間 / 9001200  診療時間 / 930  

*一般外来診療の受付時間です*

予約診療日 / 金曜日・日曜日

TEL045-421-5592

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動物病院コラム~尿石症について~

皆さん、こんにちは!

このところ暖かい日も増えてきましたね♪

協会のある篠原園地の公園も、桜が見ごろを迎えています!

この土日はお花見をする方々でとても賑わっていました。

皆さんも是非篠原園地に遊びにいらしてはいかがでしょうか☆

さて、今回のテーマは尿石症についてのお話です。

前回も尿検査について書かせていただきましたが、その続編です!

尿石症とはおしっこの排泄経路に結石ができる病気です。

原因としては食事の内容や体質、病気が原因で尿のpHが酸性やアルカリ性に偏ったり、尿中のミネラルが増加したり、寒い季節は特に飲水量の減少などにより結晶ができやすくなると考えられています。

食事生活や生活習慣、基礎疾患が大きく関与している病気なんですね。

症状としては、

・頻尿、血尿

・排尿姿勢をとるが尿が出ない

・何度もトイレに行く

この様な症状がみられたら早めに動物病院を受診しましょう!

 

次に、病院ではどんな検査をして診断するのかというと、

・尿検査

pH、細菌や出血の有無、結石の前段階の結晶の有無などをみます。

・超音波検査

結石の有無、膀胱の壁の厚みをみます。

・レントゲン検査

結石の種類によってはレントゲンで写ってくる事があります。

以上のような検査をして、診断していきます。

もし取れる場合は、診察時に尿を持参してくださいね。

 

そして、尿石症と診断されてしまった場合はどんな治療をしていくかというと、

・食事管理(ロイヤルカナンのpHコントロール、ヒルズのs/dやc/dなど)

・血尿がある場合は止血剤

・細菌感染がある場合は抗生剤

上記の治療でも改善がなく結石がつまってしまったり、食事管理で小さくならないときは手術をすることになります。

 

では最後に予防をするにはどうしたらいいのでしょうか。

予防するには水分をしっかりとり、トイレを我慢することがないようにすることが大切なので、水の置き場所を増やしたり、トイレを常に清潔にする事が大切です。

また、ロイヤルカナンのメールケア、フィーメールケア、ニュータードケア、ヒルズのc/dマルチケアなど尿石症予防に配慮されているドライフードを与える。

特に寒い時期は飲水量を増やすためにドライフードをふやかすのも一つの方法です。

 

今回は尿石症のお話でしたが、これから春になると犬では狂犬病やフィラリア症の予防の季節になり、病院に行く機会も多いかと思いますので、尿検査をしてみてはいかがでしょうか。

 

《神奈川県動物愛護協会附属動物病院》

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