最近の”じろう”さん~老犬介護の報告~

みなさまこんにちわ★
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?

さて、以前ブログにて紹介した、
『荒川じろう』の近況を報告いたします!
(以前のじろうの紹介ブログは【こちら】から)

じろうが当協会に来て4ヶ月ほどが経過しましたが、
最近は衰えが目立つようになり、
とくにここ2~3週間で、足腰がだいぶ弱ってまいりました。

以前は施設内のパドックを自由に徘徊しておりましたが、
現在では寝てることが多くなり、
日によっては、立ち上がることができない状態になりました。

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調子のよい日は、自力で立ち上がるのですが、
やはり足元がおぼつかず、
フラフラしております。

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歩き出したとしても、壁やフェンスに寄りかかかったままで、
壁に沿って歩いても、途中で倒れてしまうこともしばしば…

排泄は立ち上がったときに自力でしようとするのですが、
足腰がもたず、排泄の途中で座り込んで汚れてしまいます。

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パドックに放して、人が補助しながら歩かせても、
やはり歩き続けることは難しく、
その場で倒れこむよう横になってしまいます。

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一緒にパドックに放していたポンズ(ポンズの紹介は【こちら】)は、
倒れているじろうの姿を不思議そうに見つめています。

ポンズが匂いをかいだり、ちょっかいを出したりするも、
じろうは全く反応を示しません。
ポンズは、少し心配そうな顔をしています。

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じろうの寝ている姿を見て心配する患者さんや見学の人もいたので、
スタッフが張り紙を作成してくれました(=゚ω゚)ノ

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認知症が進行しているのかな?と思える風に、
横になりながら吠えることが多くなりました。
でも、まだまだ良く分かっています。
体の自由が利かなくなって、何かと人を呼びつける感じです。
「お水飲みたい」「おしっこ出た」…とか「ちょっと来て触っておくれ」…とか

推定13歳とされていたじろうさんですが、
実際はもっと年齢が上かもしれません。

食事も、今では自力で食べることができず、
スタッフやボランティアさんが補助しながら、
じろうにゴハンをあげています。

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腎臓への負担や認知症を軽減させるサプリメントを混ぜ、
やわらかく美味しい缶詰を口に運んで食べさせます(‘ω’)ノ

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調子が良いとゴハンをよく食べてくれるのですが、
食べる量が少ないときは点滴をしています。

病院を併設しているので、すぐ獣医師に診てもらえますが、
これからどこまで介護が必要になっていくか、
どれくらい健康状態が維持できるのかなど、
わからない部分も多いです。

しかし、それでも、
スタッフも、獣医師も、ボランティアさんも、
じろうが、1日でも長く穏やかな日々を送れることを願いながら、
精一杯、介護を続けていきたいと思っています。

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夜は室内に入って、ぐっすり寝ています(*´ω`)

動物も歳を重ねれば人と同じように老いてきます。
目や耳の衰え、内蔵機能の衰え、四肢の不自由などなど、
治療や介護が必要になってきます。
初老の時のサインに、なかなか気づかないこともあるようなので、
今までと違う行動があるときは、気をつけてくださいね。

そして、今まさに介護で疲れている方もたくさんいらっしゃると思います。
何がして欲しいのか分からないときは、本当に辛くなりますよね。
でも、最期まで飼主さんが傍にいること、
それが、何より、何より、一番嬉しいことなのだと思います。
一緒に頑張りましょう!

今後も、ブログを通して、じろうや他の動物たちの近況を報告させていただきます。
また、Amazonほしいものリストにて、介護食や処方食、
その他に動物たちのために必要な物資を募っております。
みなさまからのご支援、ご協力をお待ちしております。

※寄付やAmazonほしいものリストへのリンクは【こちら】から。