みなさまこんばんは。
『あずき』に続いて、悲しいお知らせです。
当協会で保護されていた老犬の『荒川じろう』(推定17才)が、
先日、5月23日の夜に亡くなりました。
以前のブログにて、『じろうの老犬介護の報告』
を投稿させていただきましたが、
その後もじろうの容態は少しずつ衰えていく一方でした。
ブログを見ていた方から早速、じろうのために、
老犬用の「介護食」のご寄付をいただきました。
このときはまだ自分で食べる元気もありましたが、
やはり自力で立ち上がることはできず、
食事や体を起こすにしても、人の補助が必要になりました。
排せつも、トイレシーツやオムツを体の下に敷いて、
汚れたらこまめに変えていました。
人に支えられてようやく上体を起こすことができるじろうさん。
自分で体勢を変えることができないため、
床ずれにならないよう人が体の向きを変えてあげたり、
柔らかいマットを敷いたりしました。
排せつをしたときや、水を要求するときは、
横になりながらもじろうは吠えて知らせてくれました。
水皿を口までもっていけば飲んでくれますが、
食欲にはムラがあり、食べが悪くなってきたため、
獣医の判断によって点滴装置を取り付けることにしました。
毎日、獣医と看護師による検診が行われ、
点滴や注射によって少し調子が良くなることはありましたが、
それでも日に日に容態は悪くなっていきました。
最期の二日間は顔を上げることも難しくなり、
シリンジ(注射ポンプ)に水と溶かした栄養剤を入れて、
直接口に流し込む形にしました。
口に入れれば、自力で飲み込んではくれたのですが、
それでも次第に飲み込む量も少なくなりました。
そして、5月23日の夜9時20分、
スタッフに看取られながら、
息を引き取りました。
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大好きなボランティアさんにゴハンを食べさせてもらっているじろう
亡くなるこの日のお昼にも、ボランティアさんは来てくださり、
じろうの体を拭いたり、少しずつご飯を食べさせてもらいました。
ボランティアさんをはじめ、スタッフや獣医、支援者さん、
たくさんの方から愛されたじろう。
お疲れさまでした。
今頃、荒川に戻って、自由に歩き回っているかな…★